「朝起きてから寝るまで、介護のことで頭がいっぱい」「趣味の時間もなければ、友達と会う余裕もない」。介護に追われ、自分の時間が全くなくなってしまった方は少なくありません。
この記事では、なぜ時間がなくなってしまうのか、どうすれば自分の時間を作れるのか、具体的な対処法をご紹介します。自分の時間を持つことは、わがままではありません。介護を続けるために、必要なことなのです。
時間がなくなる原因
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1. すべてを自分でやろうとしている
「自分がやらなければ」という責任感から、家事も介護も全て一人で抱え込んでいませんか。人に頼ることへの罪悪感や、完璧主義が、時間を奪っています。
2. 優先順位がつけられていない
「あれもこれもやらなければ」と思っているうちに、一日が終わってしまう。本当に必要なことと、後回しにできることの区別がついていない状態です。
3. 介護サービスを十分に活用していない
「まだ大丈夫」「サービスを使うのは申し訳ない」と、利用できるサービスを使っていない場合があります。これが、時間を圧迫する大きな要因です。
4. 「完璧な介護」を目指している
常に見守っていなければ、栄養バランスの良い食事を毎食作らなければ、部屋はいつもきれいにしておかなければ。この「〜しなければ」が、時間と心を奪っています。
時間を作るための具体的な方法
1. 介護サービスを積極的に利用する
時間を作る最も確実な方法は、介護サービスを活用することです。
- デイサービス:週に数回利用すれば、その間は完全に自由な時間です
- ショートステイ:数日間預けることで、まとまった休息が取れます
- 訪問介護:入浴や食事の介助を任せることで、その時間を自分のために使えます
- 配食サービス:食事作りの負担を減らせます
「申し訳ない」と思う必要はありません。サービスを使うことは、あなたの権利です。
2. 優先順位をつける
すべてをやろうとせず、「今日はこれだけ」と決めましょう。
- 必須:絶対にやらなければならないこと(服薬、最低限の食事など)
- 重要:できればやりたいこと(栄養バランス、掃除など)
- 理想:できたらいいこと(完璧な食事、ピカピカの部屋など)
「理想」は諦める勇気を持ちましょう。「重要」も、時には後回しにして構いません。
3. 完璧を手放す
60点でいい。そう割り切ることが大切です。
- 食事は冷凍食品や惣菜でもいい
- 掃除は週に1回でもいい
- 洗濯物はたたまず、そのまま使ってもいい
- 常に見守っていなくても、大丈夫
完璧な介護など、誰にもできません。できる範囲でやる。それで十分なのです。
4. 家族や周囲に協力を求める
一人で抱え込まず、家族や親戚に協力を求めましょう。
- 兄弟姉妹がいるなら、役割分担を明確にする
- 近所の人に、時々様子を見てもらえないか頼む
- 民生委員や地域のボランティアに相談する
「迷惑をかけたくない」と遠慮する必要はありません。助けを求めることは、弱さではなく、賢さです。
5. 小さな時間を大切にする
まとまった時間が取れなくても、10分、15分の隙間時間を意識的に作りましょう。
- お茶を飲みながらぼーっとする
- 好きな音楽を聴く
- 散歩に出る
- 深呼吸をする
短時間でも、自分のための時間を持つことが、心の栄養になります。
時間の使い方を見直す
一日の流れを書き出してみる
朝起きてから寝るまで、何にどれくらい時間を使っているか、書き出してみましょう。思った以上に、無駄な時間や、やらなくてもいいことに時間を使っていることに気づくかもしれません。
時間の「泥棒」を見つける
時間を奪っているものは何でしょうか。テレビをぼんやり見ている、SNSをチェックしている、意味のない心配をしている。これらを減らすだけでも、時間は生まれます。
「やらないこと」を決める
「やること」を増やすのではなく、「やらないこと」を決めましょう。毎日掃除機をかけない、アイロンがけはしない、手の込んだ料理は作らない。そう決めるだけで、心が軽くなります。
自分の時間を持つことの大切さ
「自分の時間を持つなんて、わがままだ」と思っていませんか。それは違います。
心の健康を保つために必要
自分の時間がないと、ストレスは蓄積し続けます。リフレッシュする時間がなければ、心は疲弊し、うつ状態に陥る危険性もあります。
介護を長く続けるために必要
介護は長期戦です。休息なく走り続けることはできません。定期的に休むことで、介護を続ける力が湧いてきます。
自分の人生を生きるために必要
介護も大切ですが、あなたの人生は介護だけではありません。趣味、友人関係、自分の成長。これらを諦める必要はないのです。
まとめ
介護で時間がなくなってしまうのは、一人で抱え込み、完璧を目指し、優先順位がつけられていないからです。
時間を作るには、介護サービスを活用し、優先順位をつけ、完璧を手放し、周囲に協力を求めることが大切です。そして、わずかな時間でも、自分のために使いましょう。
自分の時間を持つことは、わがままではありません。あなたが元気でいるために、介護を続けるために、必要なことなのです。
60点の介護でいい。そう割り切って、自分の時間を取り戻してください。